病院で発達障害の診断を受けるまで

付添人の話を聞いて担当医の態度が一変、心理検査と知能検査を受けることが決まりました。|はじめての診察編⑦

前回の続き。

初めての診察で「女性の自閉症スペクトラム障害はいない」だの「ぱっと見で発達障害に見えない」だの爆弾発言を次々と繰り出す担当医。

「検査だけは何としても受けたい」とずっと耐えていましたがついに限界を迎えてしまうのでした・・・。

診断されるまでの話をはじめからお読みになりたい方はこちらからどうぞ。
私が病院で発達障害の検査を受けようと思った理由|きっかけ編①

自閉症スペクトラム障害特有のパニック症状『メルトダウン 』





受け取る情報を調整出来ず、パニックを起こしやすい自閉症スペクトラム障害。

(自閉症スペクトラム障害を持つ人に多い感覚過敏も必要・不必要な情報の情報を分ける脳のフィルターが上手く機能していないためだと言われています。)

みんなが直感的にわかることでも、わずかなあいまいな情報から判断しなければなりませんそのために頭をフル回転して、いろいろなシチュエーションを想定し、「こうだろうか、ああだろうか」とスキャンし、考え抜かなければなりません。そのためにいつも精神的に大きな負荷がかかってしまいます。

引用元:大人の発達障害 アスペルガー症候群・ADHD シーン別解決ブック

自閉症スペクトラム障害を持つ人はこのように、ストレスで常にいっぱいいっぱいな状態であることが多いです。

(アスペルガーと聞くと「空気が読めない」という印象が強く自己中心的なイメージを持つ人もいますが精一杯の努力をして苦しんでいる人もいること、どうか忘れないで欲しいです)

このときの私も心理士の面談からずっと頭フル回転しっぱなしでもうヘトヘト。

そして、「慣れない場所」「緊張する環境」「心ない言葉」によってとうとうパニックを起こしてしまいました。

自閉スペクトラム症に特有のパニックは、一般の人のパニック症状と区別して「メルトダウン」と呼ばれることがあります。

感情が溢れてしまい、大爆発を起こしてしまうのです。

感情のメルトダウンが起こると「激しく怒り出す(キレる)、暴力をふるう、逃げ出す、落ち着かず考えがまとまらない、急に泣き出す、茫然自失となる」などの状態に陥ります。

私の場合は茫然自失になるのと泣き出すことが多いです。

このメルトダウンが今一番困っている症状かもしれない。

(一度彼のお母さまの前で動けなくなり心配をかけてしまったことがあったので何とかしたいです)

今回も茫然自失になりスイッチや電池が切れたようにぴたっと感情も思考も止まってしまいました。(涙も出ない)

付添人の彼は慣れているのですぐに私がパニックになっていることがわかったらしい。

(表情を見ただけでわかるそうで、私の場合、無表情になり目の光が消え、遠くを見ているような感じでぴくりとも動かずまるで人形のようになるのが特徴らしいです)

担当医が何やら話していますが耳に入ってはくるものの意味を理解できず言葉も出ない状態でさすがに担当医もハテナ顔。

本人が話した方がいいから、と今まで黙っていた彼ですが見かねて代わりに話してくれました。

虚脱していたので何を話したのかはわかりませんが、彼から見て私が苦しんでいること、困っていること、普段の姿などを話してくれたようです。(後から聞いた)

その話を聞いて担当医の態度が一変

「あら、そうなんだ。それは検査した方がいいね~。脳のCTも撮りましょう。」

とあっさり検査を受けることが決まったのでした。

彼、グッジョブ!

私ひとりなら検査も受けられなかった可能性大なので感謝しかないです。

私はまだパニックを起こしていたので彼に手を引かれて診察室を後にしました。

診察編は次で最後です。

次の記事へ>>>おまけ*診察後の待合室、彼の言葉で落ち着きを取り戻す。|はじめての診察編⑧

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